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セッションフォーカス Vol.2 【Nicole Sullivan】 | Web Directions East
- In: ブログ
- By: Kikuchi
- September 25, 2009
サーバーサイドのエンジニアリングやプログラムの調整を行うことでページを最適化させることがありますが、HTML や CSS のようなコーディングではそれほど大きな得られないのではないかという印象があります。ちょっとした記述の違いで劇的な違いが現れることはありませんが、1行1行のマークアップの積み重ねが徐々にページのスピードに影響します。つまり、たった1行の記述方法を変えるだけでも最適化に繋がるわけです。
最適化といえ、高速に表示させるマークアップが最適な方法と言えない場合があります。例えば CSS 継承のマッチングスピードを考えると id がベストですが、拡張性や再利用を考慮すると class になります。サーバーへのリクエスト数や IE 特有の問題などあらゆる課題を考慮し、その中でベストプラクティスになりえるアプローチを考えて行かなければいけません。
CSS は別ファイルとして保存をし、<head> からリンクをするという誰でも自然に行っている作業から最適化は始まっています。自分がなぜそのようにコーディングをしているのかを見つめ直すという意味でも最適化の知識を深めるのは良い機会といえるでしょう。
WDE09 では、ページ最適化のエキスパートとして世界各地で講演をしている Nicole Sullivan が自分が構築するサイトに必要な最適化を見極めるコツ、拡張性が高い CSS とマークアップの管理、そして1行から出来る最適化のノウハウを紹介します。カンファレンスではイントロダクション的な内容になりますが、じっくり学びたいという方はワークショップがお勧めです。ワンランク上のマークアップを実現したい方には最適な内容といえるでしょう。
なお、Nicole は、現在コンサルタントとして W3C Webサイトのリニューアルプロジェクトに参加しています。βサイトは既に公開されています。CSSファイルをみると分かりますが、彼女のコーディングメソッドが反映されておりコードを見ているだけでも非常に興味深い内容です。
スピーカープロフィール: Nicole Sullivan
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